1回の表 ピッチャーもバッターもアナタ
今回は私が推奨する「12分✖️3セットの入浴の方法」の基本的な流れと、その際の心の機微を語らせていただく回になります。
この入浴方法は特に特殊な事ではないはずで、多くの方がすでにやっている入浴方法となんら変わりないのかもしれませんが、アナタが実際にサウナに足を運んだ際の指針になれば幸いです。
その前にですが、まずこちらのブログは「サウナでメンタルヘルスをする」と言うところに主眼を置いてますので、サウナについての基本的な知識については各々webなどで検索していただくとしてここでは割愛いたします。
また、「どこのサウナに行けばいいのさ?」と言う方にとっては、日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のリンクを貼っておきますのでこちらでアクセスしやすい施設へ行って下さい。定休日や、臨時休業、やんちゃな刺青があると入店を断られるケースもあるので事前に利用規約の確認や営業情報のチェックは重要です。
最後に、これから記載する入り方については「メンタルヘルスケアを実感したい」と言う方にお伝えしていますので、最初から自分でアレンジや時間調整などはせず、とにかく素直に実行して下さい。
辛いのはわかりますし「初めからは無理だよー」と言いたい気持ちもわかります。しかし条件はサウナと水風呂があれば、あとはあなたの心ひとつで実行出来ない事はないです。サウナの辛さと今のあなたのメンタルの辛さとを天秤にかければ耐えられない事はないはずですよ!
こころの状態は「やってやらーーー!」と、半ば開き直った戦闘体制くらいがちょうど良いかもしれませんね。そうなれるように感情をあおりに煽らせていただきますね。
「そんなこともできないのかよ!この平安時代でもブス野郎!」
お口がすぎました(反省)
あなたのメンタルが回復するにつれて、徐々にサウナに興味が湧いてくると、全国に色々な施設がある事にワクワクできるはずです。
人に「なぜそんなにサウナに入るのか?」と問われて「単純に気持ちがいいから!」と言えるようになればあなたの「心の病み」は相当回復していると思われます。
これからアナタがそうなる事を心の底から願っています。では、前置きが長くなりましたが順を追って説明します!

以前も書きましたが健康状態としてはやや空腹ぐらいがベストで、満腹は完全にNG・空腹も集中力を欠くぐらい減っているのであればプロテインなどを入れていくのが良いかもしれません。どうしても食べたいなら百歩譲って「うどん」
基準としては集中力を必要とするハードなスポーツをしにいく時のコンディションです。ちなみに睡眠不足とか極度の肉体的疲労状態などはそんなに気にしなくて大丈夫ですのでそのまま入浴して下さい。糖分やカフェインが多いので別の意味で乱用は避けたいですが、レッドブル・モンスター等のエナジードリンクはアリです。サウナー界隈で知名度の高い「オロポ」(オロナミンCとポカリのブレンド)もサウナ後ではなく前に飲む事を推奨します。

持ち物は
ハンドタオル(今治タオル推奨)・バスタオル(必要度は個人による)・着替え・決済手段(現金・クレカや電子マネー)くらいで事たりると思います(G-SHOCKなどの防水腕時計もあると便利。スマートウォッチは熱で動かなくなる事があります)
施設でレンタルしてくれる所、入浴料に込みになっている所などありますので事前にチェックして下さい。(ごく一部には水着着用の所もあったりします)
ポイントとしては、ものすごい回数、顔を拭うので(汗やら水やら)ハンドタオルは出来るだけ肌触りの良いものを推奨します。(まぶたなど皮膚の薄い部分などは拭いすぎて肌荒れします)
靴箱の鍵、ロッカーの鍵などは37(サウナ)1126(いい風呂)など語呂の良いものにこだわる必要はありませんが、もし空いていたり、付番されたら素直に喜びましょう。私は37番をエースナンバーと呼んでおり身につけると少し誇らしい気持ちになれます。笑。
基本的な講習マナーに則して体をひとしきり洗い終えたら早速サウナ室へ向かって下さい。
持ち物はハンドタオルのみです(お尻の下に引くサウナマットやタオルを貸し出している所もあります)
サウナ室に入ると多くの施設で座面が上段と下段に別れているところが多く、上段の方が温度が高くなります。座面付近に温度計があれば80°〜90°くらいのところに着席すれば問題ないです。
100°以上は最初はきついかもしれません。12分耐えられない可能性が出てきます。その際は下段に座るなど各自調整して下さい。
ここでの注意点は、たまに下段で60°などと言う温度があります。私の推奨するヘルスケアの観点においては効能が無いので避けて下さい。例えこちらで12分耐えたとしても意味がなく、時間とお金を無駄にします。
またサウナストーブに近すぎるところも焚き火のようなジリジリとした熱を感じますので
慣れないうちはそのポジションも避けることが肝要です。(特に薪を熱源とする薪ストーブは焚き火と変わらない)

慣れてくると、どこが良いポジションかは徐々にわかりますが初めは上記を参考に試行錯誤してベストポジションを見つけて下さい。
サウナ室に座ってまず確認するのは入室時間です。サウナ室には大抵12分計なるもののが掛けてあります。いわゆるサウナタイマーと呼ばれ、黒い針の秒針と赤い針の分針です。

分針が今どこを指しているのか?それのみを覚えて下さい。針が一周して、またその位置に戻ってきたら12分経過です。
ただ施設の中には砂時計で測るタイプや、そもそも時間表示がないと言う、サウナも存在します。これらは入浴時間がわかりづらい為、筆者としてはあまり歓迎しません。(もしGショックなどの腕時計があればここで活躍します)
次にハンドタオルの置き場ですが、一般的には頭に乗せるスタイル、太ももに置くスタイル、手にもつスタイルを多く見かけます。
しかしせっかくなので、こちらは個性を出して使いましょう。髪や顔を保護する「忍者巻き」
プロサウナーの「濡れずきんちゃん」のトレードマークとなった濡れたタオルを顔にぐるぐる巻くスタイルは有名です。筆者は鼻と口を隠すマスクスタイル(暴走族スタイル)を好んで行っています。また私は見たことないですが「羊巻き」も可愛いなとは思います(ただし小顔必須!!)
また近年「サウナハット」なるものがあり、多くのサウナーが取り入れています。
気になる方はwebで色々と調べてみてください。寝具で有名な西川のサイトに羊巻きの情報が乗ってました
参考までに足の組み方についてですが、近くの人に迷惑にならない座り方ならなんでも良いですが、各地で呼ばれる、体育座り。三角座り。体操座り。と言うスタイルが体の安定が良くしっくりきます。この内向きなしょんぼり感がサウナに合っているなと感じます。

いわずもがな正座は推奨しません。
それでは概ねスタイルが整った時点で、ただただ静かにしています。BGMが流れていたり、TVがある施設もありますので自由に過ごしましょう。最初のお楽しみポイントは5分後です。
個人差にもよりますが5分後くらいから徐々に汗が出てきます。「あ、汗が出てきた!」と思ったら概ね5分経過(のはずです)また汗が出始めたら、その後は結構、ぽこっぽこっと出てきて徐々に皮膚の上を伝い始めますのでヒマなサウナ室で汗の動きを楽しんでください。(ここで脱落する人も多いので要注意)
普段、汗をかかない方なら自分もまだまだこんなに汗だくになる事があるんだな!と、人間のあるべき姿を体験して下さい。自分自身が全身に汗をかく姿の格好良さにイキイキするはずです。
そんなプチナルシスト状態に入ったらあっという間に10分経過。残り2分です。
そして正直ここからが辛いです。特に1セット目のサウナは慣れないと相当しんどいと思います。脱落者も多数でます。「10分と12分何が違うの?」全然違います。加藤愛と阿藤快くらい違います(世代!)
自分で自分を鼓舞して頑張って達成してください。しんどいな!と、感じたらその方向は正解です。「逃げちゃダメだ!逃げちゃだめだ!」心の中の碇シンジくんがあなたに語りかけます。「おっす!オラ悟空!」呑気な悟空も出てきます。
そうこうしている間に残り1分。
「大丈夫。君ならやれるよ。僕にもできたのだから」
そういってサウナ室を出て行く先人の後ろ姿が見えます。
しかし絶対ついて行かないでください。あなたの退室時間は入室時の黒い針が示した数字のところです!「3なら3」「10なら10」「田村で金、谷でも金、ママでも金」です!
で、そんな妄想を一通り終えたら、12分経過。見事12分耐え抜いたアナタは、後進に
「大丈夫。君ならやれるよ。僕にもできたのだから」
と、人格が3〜4段くらい上がった、余裕の背中を見せて静かにサウナ室を後にしましょう。
えー… 熱が入りすぎて、まだ1回の表ですがここで一旦区切りたいと思います。
今回もアナタの貴重な時間を使いここまでお読みくださり誠にありがとうございます。
ではまた!